7月【 July 】

ルビー
Ruby

古くから最も愛されてきた宝石。真実の愛の象徴燃えあがるような深紅の赤色。

ルビーは鉱物名コランダムの赤色の宝石です。ルビーは歴史が古くラテン語で赤を意味するルベウス (rubeus) に由来しています。また古代ギリシャ時代では燃える石炭と呼ばれていたこともあったそうです。古代の人々から最も愛されてきた宝石です。現在でもカラーストーンの中で一番人気です。シルクのような針状の内包物により美しい6条のアステリズム(スター効果)を示すものはスタールビーと呼ばれます。また産地により色合いがわずかに異なるため、産地に注目して揃える楽しみもあります。ミャンマーのモゴック地区で産出される美しいピジョン・ブラッド(鳩の血)と呼ばれるルビーは最良のものとされています。

スフェーン 

Sphene

夏の森、秋の森、2つの季節の色合いもつ。ふたつのものを固く繋ぎ合わせる。

スフェーンは鉱物名チタナイトと呼ばれます。結晶の形がくさび状になるためギリシャ語のくさびを意味するsphenosに由来し、和名では楔(くさび)石と呼ばれています。楔はふたつのものを固く繋ぎ合わせる絆の意味も持ちます。スフェーンはマーク・オーガスト・ピクテによって新種の鉱物として初めて認識され、彼の誕生月が7月であることと、スフェーンは輝きが強く日本の夏の森のような色合いを持つことから、7月の誕生石となりました。輝きがある黄褐色のスフェーンは秋の森を連想さてくれます。スフェーンはふたつの季節の色合いを持ちキラキラと虹色に輝く美しい宝石です。

 

【追加された理由】

スフェーンは、1787年にマーク・オーガスト・ピクテによって新種の鉱物として初めて認識されました。彼の誕生月が7月であることと、スフェーンは輝きが強く日本の夏の森のよ うな色合いを持つことから、7月の誕生石となりました。